まさか私が不妊だなんて

30歳フリーライター。28歳から始めた妊活〜顕微授精までの記録。不妊で悩む、誰かのためになればいいな。

男性の不妊検査

不妊の原因は、女性だけとは限りません。

 

調べたところ、現代の夫婦において、女性だけが原因のカップルと、男性だけが原因・もしくは男女ともに原因があるカップルはほぼ同じ割合なんだそう。

 

男性は精液検査のみですが、これを拒む男性もいるみたいですね。

プライドなんでしょうか...。

うちは見るからに生殖能力が薄そうな、痩せ痩せの夫なので、すぐに受けさせにいきました。

 

それでも、恥ずかしいみたいで。

最初は結果の紙などを見せてくれませんでした。

 

ただ「問題ないって」と一言。

 

まぁ嘘はつかないだろう、と鵜呑みにしていたのですが、この精液検査の結果がのちの不妊治療を大きく左右することになります。

 

 

 

 

風疹ワクチンによる、2ヶ月の避妊期間が終了し、私は後回しにしていたフーナーテストと卵管造影検査を受けることにしました。

 

 

 

 

まず卵管造影ですが、これがめちゃくちゃ痛いと噂の検査。

ですが、一緒に検査を受けていた友人が先に受けていて、感想を聞くと「全然痛くなかったよ」とのことですだから安心していました。

 

しかし...実際は悶えに悶える痛さ!!!!!

 

最初にチューブのようなものを入れるための器具を設置して、レントゲン室みたいなところに歩いて行き、ベッドの上で子宮に造影剤を流し込むのですが...

 

 

き、聞いてないよ!!!!!!

 

思わず看護士さんの手を強く握ってしまうほどの痛さ!

ほとんど生理痛がない私でしたが、生理痛といわれるものの何倍も痛かったと思います。

 

まるで、子宮、腰あたりをハンマーかなんかで殴られたような...。

まだ経験したことはないけれど、これは陣痛の痛みにちかいのでは?!

と、朦朧とする意識のなか思ったのでした。

 

 

 

よく、卵管が詰まっていると造影検査が痛いと言います。

が、私の地元の友人は片方の卵管が詰まっているにもかかわらず、まったく痛くなかったそうなのでその限りではないようですね。

 

 

さて結果は。

造影剤を入れるときにドクターが苦戦していたため、なんとなく怪しいなとは思っていたのですが。

やはり右側の卵管がつまり"ぎみ"なんだそうで。

 

多嚢胞性症候群ぎみとか

卵管がつまりぎみとか

 

"ぎみ"が多いなあ!!はっきりしない。

 

 

そんなこんなで、右側の卵巣からの排卵だと妊娠しにくいとのことで、

妊娠の確率が一気に50%ほど減ったような不安に陥りました。

 

 

 

 

不妊検査のさいしょのさいしょ

恵比寿の某不妊クリニックで検査を受けることにした29歳。

当時、同じ会社でアルバイトをしていた、学生時代からの友人も誘って一緒に検査を受けることにしました。

 

血液検査、尿検査、内診。などなど。

これは周期ごとに項目が変わってきます。

 

まずは、生理中にしらべること。

内診エコー。問題ナシ。生理の時でもエコーするんだと驚き。

そして血液検査。

黄体ホルモンの数値やプロラクチン、エストロゲンなどを調べます。

これらも全て問題ナシ。

 

 

つぎは、生理終了から排卵までに行う検査。

これは卵管造影といって、卵管につまりがないかとかもろもろ調べる、痛くて有名な検査。

が、卵管造影の検査後はゴールデン期間と言われていて、妊娠率があがるとかで

(医学的根拠はないそう)

これは風疹ワクチンによる避妊期間がおわってからにしようということに。

 

 

そのつぎは、排卵時期に行う検査。

エコーで子宮内膜が厚くなってるか、卵胞がきちんと育っているかなどを見ます。 

これは問題ナシ。

 

また、フーナーテストといって、実際に性行為をした翌日に、子宮内に正常な精子が残っているかの検査をします。が、例によって避妊期間なのでこれも後日。

 

そして最後は排卵後。

きちんと排卵したか、子宮内膜は厚くなってるかなどをエコーで調べます。

これも問題ナシ。

 

 

 

 

また、周期関係なしに行う検査もありました。

まずはもろもろの感染症のスクリーニング検査。これは血液検査で行います。

そして子宮頸がんの検査。

全て問題ナシ。これが意外と緊張した(°▽°)

 

あと聞きなれないワードですが、AMHというものも測りました。

これは抗ミュラー管ホルモンといって、卵巣の予備機能を調べるもの。

歳を重ねるごとに減っていく、卵子の大体の残りの数がわかるとのことですが、この数値が低いと早めにステップアップを考えた方がいいとかで...

 

私はこの数値が、年齢の割に高かったのです。

これは喜ばしいことではなく、高いは高いで問題なんだとか。

多嚢胞性症候群というものがあり、卵子がたくさん育ちすぎてしまう?とかの疑いもあるとか、、、。

でも疑惑なので、そこまで気にするものではないと。

 

ただし、排卵誘発剤を使う時などは効きすぎて卵巣が腫れてしまう可能性があるので、注意が必要なのだそう。

 

 

それ以外は特に目立った異常が見つからなかった私。

この時の私は、排卵誘発剤なんて自分にはまだ関係ないかなー?なんて考えていました。

 

でもこの排卵誘発剤にお世話になるのは、その検査からほんの数ヶ月後のことだったのです。

 

 

 

29歳 不妊クリニックの門を叩いた理由

29歳も半年になろうとしたころ、わたしは不妊クリニックの門を叩きました。

 

入籍をしたのは27歳。その一年後の28歳で挙式、新婚旅行をし、妊活を開始。

妊活といっても、自己でタイミングを見て行う程度のものでした。

昔から、生理は重くなく遅れることもほとんどなく。

婦人科系には謎に自信があった私。

 

そして自己タイミングを開始して一年弱が経過したころ、生理が予定日を過ぎても来ない。

 

これはいよいよ出来たか?

 

そう思い、予定日数日すぎてから検査薬を試したところ、真っ白な陰性。

普段生理がおくれることなんてめったになかったため、近所の婦人科で見てもらうことにしました。

 

妊娠検査は、もちろん陰性。

エコー、内診、たまに異常なし。

綺麗な子宮ですよ〜と先生。

原因はわからぬまま、漢方を処方され帰宅することに。

 

 

その数週間後には無事生理が来たのですが、すこし不安になった私は不妊の検査を受けてみることにしたのでした。

 

ちょうどそのころ、都内で風疹が大流行していて、抗体を調べたところまったくなかったためワクチンを受けることにしたので、タイミング的にもちょうどいい。

 

まぁ多分大丈夫だろうけど、ワクチンを打ったら2ヶ月は避妊だし、その期間に色々調べてみるか〜!

 

そんな気軽な気持ちで、私は常勤先の会社の近くにある某不妊専門クリニックにかかることを決めたのでした。

 

そのときはまだ、自分が顕微授精まで進むなんて、夢にも思っていませんでした。